インフルエンザはインフルエンザウイルスの感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱(通常38度以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが現れます。その後に、咳、鼻汁などの上気道炎症状が出現します。特に、高齢者や、糖尿病、呼吸器、循環器、腎臓疾患、免疫力が低下している患者さんでは、新型コロナウイルスと同様に入院や死亡の危険が増加します。

2022年はオーストラリアでは、インフルエンザ(A香港型)の流行が見られたことから、本邦でも冬季の流行が懸念されています。過去2年間インフルエンザの流行が見られなかったことからインフルエンザに対する集団免疫が社会全体で低下していると考えられるため、インフルエンザワクチンの接種を済ませておくことをお勧めします。

 

有楽橋クリニック