チルゼパチド(商品名マンジャロ)は、世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬として2023年に登場しました。GIPとGLP-1の両者に作用することで、従来のGLP-1受容体作動薬よりもさらに高い効果が得られます。当院でも2型糖尿病患者さんにマンジャロの院内処方を行っております。

GLP-1受容体作動薬であるセマグルチド(オゼンピック)の注射を上回る体重減少効果が臨床試験で確認されており、食事や運動療法を実践してもなかなか体重や血糖管理ができなかった患者さんには、マンジャロのGIP/GLP-1作用による、血糖低下、食欲減退や満腹感亢進による体重減量作用が特に期待されます。

有楽橋クリニック