新型コロナウイルスに伴う在宅勤務と生活習慣病
在宅勤務の増加に伴い、「通勤時の運動量が減ってしまった。」、「在宅勤務中についつい間食が増えたしまった。」などの言葉をよく耳にします。寒い日や天気の悪い日は、それまで続けていた運動をさぼってしまったり、通勤時間がなくなった分、つい早めにビールを飲んでしまうこともあるかと思います。
そこで注意しないといけないのが、『生活習慣病の悪化』です。健康診断の結果が届いた方は、結果表を見直してみることをお勧めします。検査項目のうち、体重や腹囲はもちろんのこと、脂肪肝を反映するALT値、飲酒量を反映するγGTP値、脂質検査項目である中性脂肪(TG)やLDL-コレステロール値、糖尿病の検査項目である血糖やHbA1cといった数値が前回の数値と比較して悪化していないか改めて確認してみましょう。
特に新型コロナウイルスによる影響や在宅勤務でこれらの検査項目が悪化し、『要再検査』や『要精密検査』になっている方は、そのまま放置せずに受診し、検査をお受けください。